●唐揚げ考
唐揚げというのは、大変ポピュラーな食べ物で、どこのご家庭でも気軽に作れます。しかし、逆にカラッと揚げるのは至難の術であります。外食しても、カラッと揚がった唐揚げは少ないですし、カラッと揚げるには、いくつか秘訣があります。企業秘密だが、コロモ・揚げ方・温度などに左右されます。当店ではカラッと揚げるために、何年も試行錯誤をいたしました。 |
ところで鶏肉というのは傷みやすく、卸業者でも、生肉を扱うところは少ないです。他の肉と比較して、脂肪分が少なく、ヘルシーな食べ物ではありますが、その扱いは難しいです。 |
だから、ほとんどのお店では、冷凍物に頼ろうとしています。仕入れ値が安いという理由で輸入肉を使う所もあり、その場合、現地で一度ボイルして輸入しています。これでは肉の持つ特有の≪うまみ≫は表面しか残りません。 |
生肉かどうかは、すぐに見分けがつきます。ジューシーなものが生肉で、冷凍物はバサついています。骨の色を見るとすぐ分かります。骨が黒く変色していれば、かなりの日数がたっていることを示しています。ちきんはうすナースでは、処理後、48時間以内に食べていただくために、その日の販売量を決めております。その為、売切れの場合もあります。その時は悪しからずご了承下さい。 |
●オープンのきっかけ
店長(根葉啓子)は二十年のキャリアを持つ元看護婦。「食べること、料理することも大好きで、いつか自分でお店をやりたい「という夢を、ずっと持っていたんです。そして、平成4年4月、念願の『ちきんはうすナース』をオープンしました。
●唐揚げへのこだわり
あくまでも体に優しいものを、とお肉のなかでも低脂肪でヘルシーな鶏肉に着目。看護婦で培った知識と栄養士の友人の協力、そして本人の舌を頼りに、5年がかりで究極の”唐揚げ”を完成させました。 その「究極の唐揚げ」は、外側はお菓子のようなカラッとした歯ざわり、 一口食べるとジュワッと香ばしい風味が口の中に広がります。 |
揚げのポイントは、3つ。1つ目は鶏のおいしさを生かして、冷めてもベチャッとしない、2つ目はご飯によく合う、3つ目は栄養面でヘルシーなこと。 |
鶏肉は、三原市から取り寄せた新鮮なもの(処理後48時間以内の地鶏)を使っています。日本人の好みに合わせ、10種類ものスパイスを調合した自家製のタレにじっくり漬け込んでいます。衣(ころも)は3種類の粉を混ぜ合わせたオリジナルで、油も多くの種類を試し、鶏肉に合う最上級のサラダ油を選び抜いております。また、お米に至っては、新潟産の水田指定(おいしい米のとれる)のコシヒカリを使っています。世間にはあまり知られておりませんが、広島産のコシヒカリも新潟産に負けないものがあります。できるだけ地元に密着したものを提供したいと考えている当店は、このお米を使うこともあります。 |
外側はカラリと香ばしく、内側はふんわりとジューシーなちきんはうすナースの唐揚げ。薄味なので子供から年配の方まで安心して召し上げって頂けます。そして、あつあつはもちろん、冷めてもカラッとおいしい鶏の唐揚げが食べられます。ニンニクを使っていないので、昼食にとやって来るOLさんやサラリーマンの方にも好評です。 |